「ゆるい!」
基本、女子高生の釣り入門のアニメですが、でも釣りしたり、しなかったり。とにかく平和で、でも飽きないテンポが心地よいです。
「ゆるキャン」もすごく素敵なアニメですが、「放課後ていぼう日誌」は非日常に旅立つことはなく、とにかく日常です。でもテンポがちょうどいい。そこが唯一無二のアニメだと思います。
釣ったものは食べる。放課後ていぼう日誌のおきて
アオリイカ。これは絶対にすごく美味しいやつですね。スーパーなんかでは売っていない、高級寿司屋さんとか料亭とかのお味です。
釣った人が最初に食べるのがルールです。ひなの興味がすごいです。何しろ、まことが〆めた瞬間にイカの色が透明になりましたからね。
ひながアオリイカを食べた時のこの表情最高です!まさにアオリイカの時の表情です!このアニメ上MAXかもです。涙まで!
ゆるい=無意味なアニメではない
この作品はただ釣りをしているだけではありません。作中、水難事故防止のための着衣水泳の体験や、釣り人が残して行った釣り糸に絡まってしまって傷ついた青鷺などが描かれます。そして彼女たちが普段からゴミ拾いをしている様子が描かれます。ゆるいアニメで押し付けがましいところはないのですが、ゴミ、持って帰るのが当たり前なんですよね。
水産庁とのコラボです。ゆるいだけではないのです!
登場人物(魚)!!
なぜキャラでなく魚の紹介をする??一部をご紹介します。
アジゴ(豆アジ、すごく小さいアジ)
釣ったばかりのアジゴ(豆アジ)をすぐに唐揚げにします。小さい魚は丁寧には捌いていられないので唐揚げが一般的ですね。でも釣りデビューで「すぐに唐揚げ」と言うのは最高のおもてなしですね。
全然釣れなかったひなに助っ人登場。同級生の夏海です。そしたら、バーン!
大漁です!
マゴチ
見た目はアレですが淡白な白身で良い出汁が出ます。頭がすごく大きいので長さの割には可食部は少ないです。ひなが釣った大物の60cmオーバーだと食べ応えがあるでしょうね。ちなみに見えている腹側は白いですが表側は「岩」です。
延べ竿でファイティング
海でよく見かける釣り竿には大抵「リール」がついていて、リールには「ドラグ」がついています。この二つで「ラインがギリギリ切れない」ようにコントロールできます。
しかしながら、「延べ竿」には「リール」も「ドラグ」もありません。極端に言うと「しなる棒」です。
この竿を使った釣りはかなりエキサイティングです。針にかかった魚は突然、全速力でもぐったり走ったりするので竿さばきが大事です。ひなもお気にりのようですね。
放課後ていぼう日誌はやっぱりすごいアニメ!
何しろ、他の作品と似てない。「日常系」と言えばそれまでですが、独特の空気感があります。部長の黒岩 悠希と副部長の大野 真が結構良いバランスで物語を支えている気がします。
そして、風景。100%田舎の絵で構成されていて落ち着いた気持ちになります。OPのこのカット、大好きです。海と制服女子高生なら見慣れた構図ですが、釣り竿を持つとやけにカッコよくないですか?ファイティングです!
コメント