「鬼滅の刃」に登場するすべての鬼は、「鬼舞辻無惨」によって人間から鬼に変化させられた生物です。
その中でも鬼舞辻の配下として選抜された強い鬼が「十二鬼月」。
「上弦の鬼」と「下弦の鬼」それぞれで6人ずついて、下弦より上弦のほうが強く、数字が1に近いほど強い、といった感じです。
今回はその上弦・下弦の鬼である十二鬼月を紹介します!
全ての鬼の祖である鬼舞辻無惨
冒頭でも触れましたが「鬼」とは生まれつき鬼というわけではなく、「鬼舞辻無惨」という鬼によって「鬼に変えられた人間」です。
そしてその強さは 鬼舞辻無惨に与えられた血の量・食った人の数(稀血の場合は効果数倍) に比例します。
1000年以上前に誕生し、全ての鬼の祖である「鬼舞辻無惨」に関する情報は長くなるので割愛させていただきます、、、
(詳しくはこちらをどうぞ 【鬼滅の刃】鬼舞辻無惨はどのように誕生した?能力、普段の様子も紹介! )
それでは十二鬼月の紹介に参ります!
鬼滅の刃|鬼の一覧!【下弦の鬼】
元・下弦の陸「響凱(きょうがい)」
一度十二鬼月に選ばれていますが、だんだん人間を食べられなくなり、鬼舞辻に見限られて数字が書かれた右目と共に地位を剥奪されました。
炭治郎との一騎打ちの末、敗北し消滅しました。
下弦の伍「累(るい)」
鬼は通常群れることはありませんが、「家族」に対して強い執着があり、自分が定めた「家族」(父、母、兄、姉)と集団行動しています。
しかしその絆は力と恐怖でしばりつけているものであり、極めて歪です。
蜘蛛をモチーフとした血鬼術を駆使し、家族に能力を分け与えて守らせていました。
鬼が潜むという那田蜘蛛山へ討伐に向かった鬼殺隊士十数名を家族とともに軽々と全滅させています。
炭治郎たちと長い戦闘を繰り広げますが、最終的には援護に来た水柱・冨岡義勇によってとどめを刺されました。
下弦の弐・参・肆・陸
下弦の鬼4体、上の画像では右上の「下弦の壱」以外の鬼です。
(ちなみに名前は 弐「轆轤(ろくろ)」、参「病葉(わくらば)」、肆「零余子(むかご)」、陸「釜鵺(かまぬえ)」です)
これらの鬼たちは、下弦の伍「累」が敗北した際、
といわれ、全員処刑されました。
しかし下弦の壱「魘夢」だけは資質を認められ、処刑を逃れていました。
下弦の壱「魘夢(えんむ)」
優男風の洋装の鬼です。
対象を眠らせ夢を操る血鬼術を使い、心地よい夢を見させて人間を虜にします。
攻撃対象(この場合は炭治郎たち)と自身の手先を眠らせ、攻撃対象の夢に手先を侵入させて「精神の核」を破壊させる戦術(破壊されると廃人になる)で炭治郎達を攻めました。
さらに手先に攻撃させている間に列車と融合し乗客ごと食い尽くそうとします。が、
しかし炭治郎達の予想外の連携と猛抵抗を受け、作戦が実る前に敗れました。
以上が下弦の鬼たちになりました。見てわかる通り全滅しました!
鬼滅の刃|鬼一覧!【上弦の鬼】
上弦の陸「堕姫(だき)」•「妓夫太郎(ぎゅうたろう)」
兄妹の鬼です。
長年遊郭にて「姫」のつく源氏名で花魁として活動していた「堕姫」と、必要に応じて堕姫の中から出てくる兄「妓夫太郎」。
鬼の弱点は基本首ですが、この鬼たちは両方が首を切られていない限りは絶命しません。(片方切られてももう片方切られてなければピンピンしてます)
人間の時、堕姫は「梅」という名前で、非常に優れた美貌の持ち主でした。
しかし上客の片目を刺して失明させてしまい、報復として縛られ生きたまま焼かれてしまいます。
瀕死のところで兄と共に上弦の弐「童磨」に助けられ、鬼となりました。
上弦の鬼ということで、基本的な素早さ・攻撃力・動体視力などはこれまでの鬼とは段違い。
堕姫は帯を使った血鬼術、妓夫太郎はガリガリにやせ細った体からは考えられない素早さと重さで攻撃、また二本の毒をまとった鎌を操り血の斬撃によって音柱・宇髄天元を圧倒していきます。
しかし最終的には炭治郎・善逸・伊之助の奮闘もあり、誰一人死ぬことなく討伐することができました。
上弦の伍「玉壺(ぎょっこ)」
壺の中に身を潜めており壺と繋がった状態という唯一、人外の姿をした異形の鬼です。
「至高の芸術家」を気取り、殺した人間をおぞましく変形したオブジェにし「芸術品」と豪語するなど、人の死を蔑ろにする性格。
探知能力に長けており、直接戦闘は取らず自身の掌から生み出した「壺」を用いて戦うトリッキーな戦術を用います。
血鬼術は水棲生物や水に関わるものが多いです。
というのも、玉壺が生まれ育ったのは漁村で、人間の時から違う種類の魚を縫いつけたり壺に鱗や骨を溜めたりしていた異常者でした。
壺から壺へと瞬間移動も可能で、移動の媒体となる壺自体も神出鬼没に出現するため敏捷性、回避性に優れています。
脱皮することで真の姿と称する第2段階「完全なる美しき姿」に変容でき、変身後の姿は屈強な半魚人みたいな上半身に蛇のような下半身を持ちます。
第2形態では直接戦闘を行うようになり、鱗と肉体のバネにより俊敏な動きを可能とし、鱗は「金剛石より硬い」と豪語しています。
刀鍛冶の里を強襲し何人もの刀鍛冶を斬殺しますが、そこに滞在していた霞柱・時透無一郎と対決。
真の姿を解放するも、「痣」に覚醒した無一郎に頸を斬られて敗死しました。
上弦の肆「半天狗(はんてんぐ)」
常に何かを怖れているような様子で、ことあるごとに「ヒィィィィ」と言います。
作中では人間大の姿のまま現れたときもありましたが、本体は人間の心臓に収まる程度の大きさしかない小さな姿です。
小さい本体部分の頸の硬さは、鍛え上げられた炭治郎の日輪刀をへし折るほど硬いです。
柱でも目視するまで確認することが出来ないほど気配の同化に優れ、身のこなしも軽やか。
血鬼術は、自身が追い詰められる程その時の感情を具現化し、新たな分裂体を生み出すというものでした。
作中では頚を切られると、舌に「喜怒哀楽」のそれぞれ一字が刻印された4人の天狗の鬼に分裂をし、その後に炭治郎達に追い詰められたことで新たな2体の分裂体を生成しました。
人間だった頃は本来目が見えているのに盲目を偽り盗みを働いていた小悪党で、自身が働いた悪事を別のものに責任転嫁して正当化に働く卑怯な性格の持ち主でした。
やがて殺人罪を犯してしまい、奉行所に連れ出され死刑執行されそうな時に鬼舞辻によって鬼化されました。
炭治郎・禰豆子・玄弥・時透達との戦闘の末、炭治郎に首を切られ走馬灯を見ながら消滅しました。
上弦の参「猗窩座(あかざ)」
全身に紋様めいた刺青を施した、赤い短髪を有する青年のような見た目の鬼。
高い実力を備えた者に対しては敬意を払い、同じ鬼になるように勧誘するという珍しい知性・価値観を持つ鬼で炎柱・煉獄杏寿郎も鬼になるよう勧誘したことがあります。
「拳鬼」と呼ばれ、戦闘スタイルは己の体で戦う肉弾戦、技量は煉獄と余裕の態度で互角以上に渡り合い、攻撃速度は炭治郎は全く追いきれないレベルを持ちます。
煉獄に勧誘を断られた後、戦闘開始。
何とか致命傷を与えますが、日の光が差し始め、首に刺さる日輪刀に焦り、撤退しました。
その後、鬼舞辻から制裁を受けますが、いまだに生存しています。
上弦の弐「童磨(どうま)」
頭から血を被ったような文様のある髪に、洋服のような着物を着た青年の鬼。
上弦の陸だった時に、死にかけていた人間の頃の妓夫太郎と堕姫を鬼にしました。
飄々としており、陽気で明るい性格ですが、玉壺に貰った壺に人間の女性の頚を生けるなどサイコパスな面もあります。
武器は鋭い鉄扇で、斬撃のような攻撃をします。
表の顔はとある宗教の教祖です。
上弦の壱「黒死牟(こくしぼう)」
剣士の出で立ちをしている鬼。
登場回数が少ないため情報もあまりありませんが、目が6つ、痣が左の額と右首筋にあります。
鬼舞辻と因縁のある花札模様の耳飾りを付けた剣士(下画像)と、とても似ていますね、、、
最後に、、、
随分と長くなりましたが、これらが鬼舞辻の配下である十二鬼月たちです。
下弦の鬼たちは無事全滅しましたが、まだまだ問題である上弦の鬼たちは生存しています。
特に上弦の壱「黒死牟(こくしぼう)」に関しては未知な要素が多いうえ、童磨よりも強いであることが確定しているため、油断できません。
どのように鬼殺隊は対処していくのでしょうか?
鬼に関してもう少し知りたい、という方はこちらをどうぞ!
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
それでは今回はこの辺りで、、、
コメント
コメント一覧 (2件)
上げんの一の過去には、何があったんですか。
上弦の壱の黒死牟はよりいちの双子の兄です。よりいちの神のような存在に圧倒されて育ってきた人で、元鬼殺隊でした。その後痣が出たものが次々と死んでいったことにより、鬼になりました。