『鬼滅の刃』で人気のあるキャラといえばなんと言っても水柱・冨岡義勇。
その面白い発言について考えてみましょう。
義勇さんは初登場で「笑止千万!」と言っています。
彼は大正時代の人らしく、四文字熟語や難しい言葉を使ってくるところに味がありますよね。
でも、キツい言い方だし、クールな無表情さ周囲を怒らせてしまうことも。
どうしてそうなるのでしょうか?
冨岡義勇は感情を表に出しにくい理由
義勇さんはいつも、ポーカーフェイスですが、喜怒哀楽がわかりにくいだけで、ショックを受けたり、悲しんだりしています。
それでも彼はあまり感情を表に出しません。
炭治郎ですら何をかんがえているのかわからないほど無表情で、スタスタと歩いていってしまうことも。
理由は、
義勇さんはいざ気持ちを出してしまうと、止まらなくなってしまうからです。
一度涙がこぼれると止められない。
そして、
責任感が強いために自分自身を責めてしまって、どんどんネガティブな方向へ向かってしまいます。
錆兎のことをずっと引きずって、自分は他の柱と違うと言ってしまうほどです。
だからこそ、彼はどんな気持ちにも浸らないよう、心に蓋をして生きているのです。
あんなにクールなイケメンだから、もっとカッコいい決め台詞を言ったり、ポーズをつけてもよいと思いたくなりますが、それができないからこそ、義勇さんらしいのです。
感情がないどころか振り回されてしまうから、むしろ表情がでてこないのです。
ものごとを深く考えすぎちゃうからみんながうらやましい
義勇さんはいろんなことをずっと考えています。
炭治郎と禰豆子を初めて見た時から他の鬼とは違うと思い、義勇なりにベストな方法を考えてきました。
だからこそ、実弥のようにシンプルに考えられず、簡単な頭でうらやましいと思ってしまうのです。
周囲もギョッとするし、相手も怒ってしまうけど、義勇さんは簡単に単純になれないのです。
素直に受け止めて喜んでいる人が本当にうらやましくて、自分もそうなれたらいいとすら思っているのでしょう。
これを簡単と言ってしまえる簡単な頭で羨ましい
だからこの言葉は嫌味でもなんでもなく、純粋にうらやましいと思っているのです。
ツッコミ役のしのぶは大事な相手!
そんな義勇さんとやりとりをすると疲れてしまうし、彼の言動に振り回されて、嫌っている柱もいます。
嫌うほどでなくても、もっと語った方がいいと思われてしまうのです。
ですから、そんな義勇さんの無愛想さをものともしないしのぶさんとのやりとりはおもしろいんですね。
義勇さんのことにどんどん突っ込んでいくしのぶさんは、見ていて楽しいし、スカッとします。
義勇さんもズバズバと言われて傷つくどころか、かえって安心感があるようです。
しのぶさんは言い方がキツいし、怒ると怖いけど、義勇さんくらいタフな性格だとそのくらいが刺激が強くて良いのでしょう。
炭治郎も思い込みが激しく強引なところがありますが、かえってそこが合っているようです。
人間の相性っておもしろいですね。
禰豆子にプレゼントをあげる気持ちがおもしろい!
義勇さんは、禰豆子に高いプレゼントを贈って善逸に嫉妬されました。
義勇さんの羽織は、決戦でボロボロになってしまったのですが、禰豆子が綺麗に繕ったそうです。
元々の形見の布地はかなり減ってしまいました。
ですが、殆ど元通りになったので、義勇さんは感動して、
禰豆子に山ほどのプレゼント(着物、洋服、髪飾り、宝石)を送っており、
善逸に敵認定されています。
引用:鬼滅の刃 鬼殺隊見聞録・弐 集英社/吾峠呼世晴
でも、義勇さんは善逸のように、気を引きたくて、そういうものを贈ったわけではないのです。
人の気持ちがわからなくて、不器用だからこそ、きっちりお金で誠意と感謝を伝えたいんですね。
最後に、、、
今回は水柱である、冨岡義勇のクールさが面白く毒舌ではなく天然!?その理由に迫ってみました。
義勇さんはとても個性的です。
そばにいたらちょっと戸惑ってしまうかも。
でも、そこも含めて彼はかえって愛おしくて、かわいいと思えてしまいますね。
しのぶさんのようにツッコミを入れつつも見守っていきたい。
天然さがかえって面白い。
好きな食べ物は鮭大根!
クールなだけならここまで魅力的じゃない。そんな冨岡義勇さんはやっぱり最高です。
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