ますますの盛り上がりを見せている鬼滅の刃。
今回は鬼滅の刃の中でもミステリアスな人物、鬼滅隊蛇柱・伊黒小芭内の過去について紹介していきます。
(なお、今回の記事は単行本19巻以降のネタバレを多数含みます。アニメ・単行本派の方はそのことをご了承の上、ご覧ください。)
伊黒小芭内ってどんな人物?
名前ですが、伊黒小芭内(いぐろおばない)と読みます。
鬼滅隊員のなかでも限られた人間しかなれないという、「柱」の一人であり、水の呼吸の派生である、蛇の呼吸の使い手です。
初登場は45話。産屋敷耀哉の元に柱一同が集まる柱合会議。
柱の9名が集まった中で、一人だけ木の上に蛇のようにいた男です。
口を包帯で覆い、髪で片方の目を隠している、首には「鏑丸(かぶらまる)」という蛇が巻き付いている、そんな外見でした。
初登場からしばらくして分かることですが、彼の眼は両目で色が違うんです。
調べてみると、オッドアイと呼ばれるものなんですね。
性格は、初登場で冨岡義勇の処分についてネチネチと喋り、恋柱・甘露寺には「相変わらずネチネチして蛇みたい。しつこくて素敵」と言われているくらいなので、普段からネチネチとした陰湿な性格のようです。
伊黒小芭内の過去とは!?
伊黒小芭内の過去。
それは彼の現在の外見にも大きく影響しておりました。
今回のタイトル通り、凄惨な過去があったのです。
伊黒小芭内は、人々の金品を奪って生計を立てていた一族に生まれます。
伊黒小芭内の家系は女性ばかりが生まれる家で、なんと男児が生まれるのは小芭内で370年ぶりとのことでした。
久しぶりに生まれた男児の小芭内に、屋敷の人々は気色が悪いほど親切に接してくれておりました。
しかし生まれた時からずっと座敷牢に入れられて育てられるという不自然さがありました。
座敷牢では夜になると巨大な”何か”が這うような、不気味な音がし、ねばりつくような視線、全身から汗が噴き出し、少しも落ち着いていられないような状況だったと言います。
そんな状況でしたが、彼が12歳になったときに変化が訪れます。
突然座敷牢から連れ出され、彼はとてもきらびやかな豪華な部屋に連れていかれました。
そこにご神体のように鎮座していたのは、下半身が蛇の女の鬼だったのです。
小芭内は即座に、夜中に自分を見に来ていたのはこの鬼だと悟ります。
小芭内の一族は、この鬼が人間を殺し、奪ってきた金品で生計を立てており、そしてその対価として、赤ん坊が大好物だというこの鬼に、一族に生まれてきた赤ん坊を生け贄として捧げていたのです。
・一族に久しぶりに生まれた男の子
・オッドアイ(左右違う色の瞳の色)
のため、ただ食うのではなく成長して食べる量を増やすために生かされていたのでした。
伊黒小芭内の凄惨な過去、、、
12歳の座敷牢から出されたタイミングでは、小芭内はまだ小さく、さらに多くの肉が食べられるようにと成長するのをさらに待つこととなります。
しかし、一つ目の凄惨な事件が起こります。
女の鬼は、自分と同じ口の形に揃えると言い、小芭内の口の両端を裂き、あふれ出る血を盃に溜めて飲むのでした。
小芭内は座敷牢に戻されると、すぐに脱出することを考えます。
盗んだかんざしで、毎日毎日築かれないように木の牢屋をこすり続けます。
そんな時に牢屋に迷い込んできたのが白蛇の「鏑丸(かぶらまる)」でした。
鏑丸との付き合いはこのころからで、このころから信頼できる友だったのですね。
なんとか屋敷から逃げることはできました。
しかし、逃げる途中で鬼に追いつかれます。
そんな絶体絶命のピンチに、当時の炎柱(煉獄さん?)が現れ助けられます。
炎柱は生き残った従姉(いとこ)と引き合わせてくれましたが、そこで二つ目の凄惨な事件が起こります。
小芭内が逃げたことで、50人の人間が殺されたというのです。
さらに従姉は続けます。
「大人しく喰われてりゃ良かったのに!!」
この言葉は小芭内の心を深く傷つけるのでした。
そんな小芭内は鬼滅隊員となり、やり場のない思いを鬼にぶつけることで、これまで生きてきたのでした。
最後に、、、
いかがだったでしょうか、伊黒小芭内の凄惨な過去。
そんな彼の暗い人生に光をさしたのが甘露寺だったかのように思われます。
できれば今世で、無理ならば来世であっても、とにかく甘露寺と結ばれてくれればいいですね、、、
伊黒小芭内についてもう少し知りたい、という方はこちらをどうぞ!
それでは今回はこの辺りで、、、
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