大人気コミック『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎。
今回は炭治郎の付けている耳飾りについて、耳飾りの意味合いや歴史について紹介していきます!
炭治郎の耳飾りとは?
炭治郎の付けている耳飾りですが、アニメ・漫画を見たことがある方ならば「なぜこの主人公の少年は、耳飾りをしているのだろう??」と思ったことがある方が多いのではないでしょうか。
炭治郎は第一話から耳飾りをしております。炭治郎のトレードマークのようなものです。
鬼舞辻無惨との初対面後は、「耳に花札のような飾りを付けた鬼狩り(=炭治郎)の頸を持ってこい」と言われております。
確かに、花札の模様っぽいですよね。
この場面で注意して見ておきたいのは、無惨が耳飾りをした鬼狩りに恨みがあることも伺える点です。
過去に無惨は、耳飾りをした鬼狩りに、これまでにないほど追い詰められたことがあったんです!
すべての鬼の中での元凶であり、頂点に君臨する無惨さえも恐れた鬼狩り、そしてその鬼狩りがしていた耳飾り、炭治郎との関係性を説明していきます。
炭治郎の耳飾りの意味とは?
そもそもこの耳飾りは何なのか
この耳飾りについて最初に説明されるのが第40話にありました。
「炭治郎 この神楽と耳飾りだけは必ず 途切れさせず継承していってくれ 約束なんだ」
このセリフは炭治郎の父、炭十郎のセリフです。
途切れさせず継承していくということは、炭十郎も代々竈門家で受け継がれてきたものを継承したのだと思われます。
そしてここでいう「神楽」とは舞のことで、火を扱う「炭売り」という仕事をするものは「ヒノカミカグラ」という神楽(舞い)を年始にやるそうです。
ヒノカミカグラを舞うことで、ヒノカミ様を祭るという風習があるのですが、このヒノカミカグラを舞う炭十郎がすごいんです!!
もともと身体の弱い、炭十郎ですが、雪の降る山の中で一晩中ヒノカミカグラを舞い続けるのです!
それがなぜできるのか。ここに鬼滅の刃ではキーワードになってくる「呼吸」が関係しておりました。
この特別な息の仕方と鬼滅隊員の使う呼吸が同じようなものであることは間違いありません。
実際に炭治郎は那田蜘蛛山での戦いの際、父・炭十郎の言葉を思い出し、ヒノカミカグラと戦いを組み合わせ、急激な成長を見せ、手に汗握る戦いを見せてくれました。
そして、父炭十郎も呼吸を使いこなし、弱り切った体で巨大な熊を倒すという通常の人間にはできないようなことをやっておりました。
これが炭十郎が亡くなる10日前だというから驚きです。
ここまでで分かったことは、この耳飾りは竈門家に代々、ヒノカミカグラと共に受け継がれてきたもので、非常に大事なものであるということです。
耳飾り・ヒノカミカグラはいつから受け継がれてきたのか!?
では、この耳飾りとヒノカミカグラはいつから受け継がれてきたものなのでしょうか?
その答えはすべての呼吸の始まりの鬼狩り、継国縁壱がもっていました。
彼は、上弦の壱の鬼「黒死牟」の弟で、兄と共に鬼狩りに所属、しかし兄は弟の強さ・才能に嫉妬し、鬼となることで力を欲したのでした。
このことが原因で縁壱は鬼狩りを追放されてしまいます。
その後、竈門家の先祖・「竈門炭吉」一家が鬼に襲われるところを助け、親交を深めていった、そんな過去があったのでした。
すべての鬼狩りの呼吸の始祖、「継国縁壱」が生きていたのは、炭治郎が活躍する現在の物語から400年前の人間とされております。
竈門家は約400年前から、縁壱から託された「花札模様の耳飾り」と「ヒノカミカグラ」そして「日の呼吸」を受け継いできたということになります。
最後に、、、
炭治郎の耳飾りとヒノカミカグラについてまとめます。
・炭治郎は耳飾りを父・炭十郎から受け継いだ
・炭十郎も竈門家に代々受け継がれてきたものを受け継いでおり、もとを辿れば先祖である炭吉が、縁壱から耳飾りと日の呼吸の型を受け継いでいた。
・400年以上も前、竈門家は縁壱との間に絆があり、当時から人間と鬼には因縁があった。
ということになります。
言ってしまえばただのアクセサリーですが、なかなか伏線満載のアイテムでした!
それでは今回はこの辺りで、、、
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